研究課題/領域番号 |
17K06113
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
田浦 裕生 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (20334691)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | トライボロジー / ロータダイナミクス / ジャーナル軸受 / 表面テクスチャ / 安定性 / 滑り軸受 / テクスチャ / 油膜動特性 / 静特性 / 油膜動特性試験 / ロータキット / 動特性 |
研究成果の概要 |
本研究は,油潤滑された真円ジャーナル軸受の軸受面にテクスチャを設け,その静及び動特性の向上が可能かどうかを明らかにするため,軸受面の周方向におけるテクスチャの配置角度が負荷容量および動特性,同軸受で支持した剛体ロータの安定性に及ぼす影響を,実験および数値解析により検討したものである. 実験および数値解析を通して,反負荷側にテクスチャを配置すると,負荷容量の低減は抑制されるとともに,安定性に大きな影響を及ぼす油膜の連成ばね係数の明らかな減少が確認された.これらの結果より,テクスチャの配置を適切にすることにより,負荷容量の維持と安定性向上が同時に達成できることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,表面テクスチャのジャーナル軸受への適用について,従来研究で指摘された負荷容量の低下を抑えつつ,テクスチャの付与による自励振動安定性の向上が可能であることを明らかにしたものである.実験的な確認とともに,多用の数値計算により,テクスチャの配置に関する最適値を見出した.具体的には軸受製作の容易さまでも考慮して,軸受を上下2分割し,反負荷側の軸受面前面にテクスチャを設けることで,負荷容量低減の抑制と自励振動安定性の向上が可能になることを明らかにした.
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