研究課題/領域番号 |
17K06222
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
若槻 尚斗 筑波大学, システム情報系, 准教授 (40294433)
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研究分担者 |
水谷 孝一 筑波大学, システム情報系, 研究員 (50241790)
海老原 格 筑波大学, システム情報系, 准教授 (80581602)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 音声誘導 / パネルスピーカー / 大面積斜放射パネル / ハニカムパネル / 屈曲振動 / 音響放射 / 波動伝搬 / パネルの接合 / 中継駆動 / ハニカムパネルの接合 / 音響放射パネル / 先行音効果 / 音場計測 / 音場生成 / 放射音場 / 計測 / 過渡特性 / 周波数特性 / アクチュエータ / 測定 / 音響設備 / 音場 / 制御 |
研究成果の概要 |
本研究課題の研究対象である,音声誘導を目的とする大面積斜方放射型音響設備を実現することを目的として研究を行い,次の項目について検討を行った。 (1)音を斜めに放射できる音響放射パネルの仕様を決定した。(2)パネル中の屈曲波伝搬を観測した。(3)パネルからの音響放射特性を実測した。(4)音響放射パネル延伸のための接合法を検討した。(5)エンクロージャを取り付けたパネルスピーカユニットを試作し,放射音場を実測した。(6)誘導音声を長距離にわたり再生するため複数のスピーカ間のリレー駆動方式を検討した。これらを経て,音声誘導を目的とする大面積斜方放射型音響設備を実用化するための知見が概ね得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題は,公共空間における案内音声や音による誘導を目的として,広い範囲に音の到来方向を知覚させる音響設備の実用化を目的とした。音声案内において言語的に方向を教示するだけでなく,方向知覚を利用することで直感的な理解を促すことができるほか,言語情報に頼らずに案内情報を提示するなどの応用も可能となる。従来のスピーカを用いる場合,広い空間中に均一に同じ方向を音響的に提示することは困難であったが,本課題で提案する大面積パネルスピーカにより均一に同じ方向に音を知覚させる音声誘導用の音響設備が実現できる。本研究ではその基盤技術を構築した。
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