研究課題/領域番号 |
17K06269
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
神田 健介 兵庫県立大学, 工学研究科, 准教授 (20446735)
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研究分担者 |
前中 一介 兵庫県立大学, 工学研究科, 教授 (70173721)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | MEMS / 圧電薄膜 / 触覚アクチュエータ / IoT / MEMS・マイクロマシン / 触覚ディスプレイ / ハプティックス / インターフェース / 触覚デバイス / PZT / フレキシブル / マイクロ・ナノシステム / マイクロマシン |
研究成果の概要 |
本研究は,近年発展が著しい超低消費電力のウェアラブルシステム向けの触覚出力に着目し,半導体製造工程を用いて実現可能な低背・小型・低消費電力な触覚アクチュエータ(人に触覚刺激を与える)の創成を目的とした。Siの半導体製造工程と圧電薄膜を組み合わせた圧電MEMSによって、この触覚アクチュエータを実現した。数mm角,1mm以下の厚さの素子が11μWの低消費電力で人に触覚刺激を与えうることが分かった。また、多数配列化した素子では複数の触覚刺激パターンを人に認識させることに成功した。この素子と人との間の相互作用についてモデル化を行い,簡単にシミュレーション可能なツールを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
触覚刺激をバッチ製造可能な水準のMEMSによって生み出すことはこれまで困難であった。本研究で実現した圧電MEMSによる触覚アクチュエータは,初期的な実験では低消費電力で人に振動刺激を与えることが可能であることが確認でき,設計上の多くの有益な知見を得た。今後のさらなる改良によって,人体活動モニタリングシステムの人・システム間の相互通信への利用を含め,幅広い応用が期待できると考える。
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