研究課題/領域番号 |
17K06304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
高 炎輝 佐賀大学, 理工学部, 助教 (40586286)
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研究分担者 |
村松 和弘 佐賀大学, 理工学部, 教授 (30263627)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 電磁鋼板 / 磁界解析 / 異常渦電流損 / 鉄損 / 飽和 / リアクトル / 積層鉄芯 / 電気機器 / ピンニング / 電気機器工学 |
研究成果の概要 |
本研究では,高効率な電気機器の開発・設計に用いられる磁界解析の鉄損計算の高度化・高精度化を図るため,鉄損の中の発生要因まだ解明されていない電磁鋼板の異常渦電流損について,発生要因を鋼中析出物及び表面の粗さ(凹凸)などによるものと仮定し,それらの物理的現象を考慮する数値的なモデリング方法を提案した.また,開発した異常渦電流損モデリング方法とヒステリシス磁気特性を考慮する方法を実機の鉄損計算に適用し,提案したモデリング手法の有用性を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,国内外における異常渦電流損を考慮した鉄損のモデリング方法としては,異常渦電流損の増加分を導電率大きくして考慮する数値的なモデリング方法と異常渦電流損が鋼板中の平均磁束密度の時間的変化の1.5乗に比例すると仮定した近似式により考慮する方法が,一般によく用いられている.しかしながら,これら数値的なモデリング方法では,実際の鋼板の磁区構造を考慮されていないため,あらゆる周波数と磁束密度に適用することが困難であり,鋼板の磁区構造を考慮する物理的なモデリング方法が必要となる.
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