研究課題/領域番号 |
17K06311
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
黒木 智之 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00326274)
|
研究分担者 |
大久保 雅章 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40223763)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | プラズマ / 水中放電 / 超音波 / 廃水処理 / 電気機器 / 有害廃水処理技術 |
研究成果の概要 |
液中パルス放電プラズマにおける超音波複合がフェノール分解に対して及ぼす影響について調べた.直径0.1 mmの放電電極を用いた場合には,プラズマ単独処理と比べて除去率の増加はわずかであったが,直径0.2 mmの放電電極を用いた場合には,プラズマ単独処理では間欠的であった放電が超音波複合により連続的に発生するようになり,超音波単独処理とプラズマ単独処理の除去率の単純和よりも除去率が向上し,分解エネルギー効率も向上した.以上のことより液中パルス放電に超音波を照射することによって放電電極の直径0.2 mmにおいて複合効果が得られた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により液中パルス放電プラズマと超音波の複合効果が得られた.この研究成果をもとに,新しい廃水処理技術が確立されれば,ダイオキシンやPCBなどの難分解性微量有機物を短時間で低コストかつ高効率に除去することが可能となり,また,廃水のBOD,CODを低減させ,環境中への放出を容易にすることができる.この結果,現在問題となっている工場廃水による地下水,河川汚染の環境汚染を大幅に抑制でき,国際的な環境問題解決としてインパクトは大きいものと信ずる.
|