研究課題/領域番号 |
17K06403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
高畑 清人 早稲田大学, 理工学術院(情報生産システム研究科・センター), 准教授 (40780797)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 光送信モジュール / 光デバイス / クロストーク / 多値振幅変調 / 高速光イーサネット / 電子デバイス・機器 / 光・電子集積 / 小型光トランシーバ |
研究成果の概要 |
次世代の高速・大容量光通信システムに必要となる小型多チャンネル多値振幅変調光送信モジュールにおけるチャネル間クロストークについて研究を行った。電界吸収型変調器集積レーザを多チャネル実装した光送信モジュールを対象として、高周波線路基板、はんだバンプ、及び電界吸収型変調器で構成された解析モデルを構築し、チャネル間隔250 um以下で信号の符号誤り率(BER)が上昇し始めることをシミュレーションにより確認した。 また、クロストークペナルティの評価時間短縮方法を検討した。10回程度必要なBER測定のうちの半数を雑音強度測定に置き換えることでクロストークペナルティの評価時間半減を可能とする方法を考案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代の高速光イーサネット、及び高速高密度光インタークネクションで必須となる多値振幅変調信号を用いた多チャンネル光送信モジュールについては多くの報告がなされているが、チャネル間隔の設計が信号伝送特性に与える影響については報告例がなかった。本研究の結果は、将来の更なるチャネル数増加、及び小型化に伴いチャネル間隔狭小化が必要となった際にモジュール設計の指針となるものである。 また、実際の製品製造の際には検査工程の簡略化・時間短縮は重要な課題であり、本研究で提案したクロスペナルティ評価方法は産業界における多チャネル送信モジュール製造時の検査工程の簡略化に寄与するものである。
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