研究課題/領域番号 |
17K06406
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
文仙 正俊 福岡大学, 工学部, 教授 (50412573)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ホログラフィックデータストレージ / 空間直交振幅変調 / 強度輸送方程式法 / ホログラフィックメモリ / 強度輸送方程式 / 光メモリ |
研究成果の概要 |
ホログラフィックデータストレージの大容量化と高速化を目的として、従来は光強度変調のみが施されていた信号光にさらに位相変調を施す空間直交振幅変調について研究を進めた。より簡易・小型な機構・装置による空間直交振幅変調信号光検出法の確立を目指し、主に、光波の干渉を用いない複素振幅分布計測手法である強度輸送方程式(TIE)法を、ホログラム記録媒体から再生された信号光の検出復調法として採用した。信号光検出精度を向上するための位相変調法や検出位相に重畳するノイズの除去法などを新たに考案し、これらの有用性を示した。さらに、従来は複数回の撮像を必要とするTIE法を一回の撮像で実現する手法について検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究開始時点において、記録容量・転送レート向上を目的とした空間直交振幅変調の重要性は認識され始め様々な研究機関において研究が開始されていたが、その実現において重要な要素技術である信号光の非干渉検出や単一撮像による検出に関する重要性はまだ十分には認識されていなかった。本研究課題において、特に強度輸送方程式法を利用した空間直交振幅変調信号光の非干渉計測技術の高精度化に成功したことには学術的に重要な意義がある。
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