研究課題/領域番号 |
17K06425
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
上原 一浩 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (10221798)
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研究分担者 |
冨里 繁 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (60362951)
田野 哲 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (80378835)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 蓄積一括無線信号処理 / 信号分離 / IoT / 無線アクセス / 蓄積一括無線信号処 |
研究成果の概要 |
重畳した受信信号の時間的に連続した周波数特性から、短時間フーリエ変換(STFT)により所望信号の中心周波数上の電力成分と位相成分を特徴量として抽出し、所望信号の中心周波数と同一の周波数の無変調信号である基準信号の電力成分と位相成分に乗算することで所望信号を復元する信号分離アルゴリズムについて、各種変調方式について、計算と実験により性能評価を行い、その有効性を示した。分離・復調性能を向上することが可能な特徴量復調方式を新規提案し、多値数が大きくなると顕著な効果が表れ、例えば16QAMでは従来分離ができなかった信号が分離・復調可能となることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
身の回りの殆どのデバイスに無線機能が搭載され、5Gも実用化されつつあり、IoTの本格普及が間近である。しかし数百億個のIoT端末が世界中に偏在し、限られた周波数資源の中でセンサ端末等の低機能の無線端末が無秩序に通信し、衝突や干渉により従来の受信機ではデータが受信出来なくなり、時に人々の安心安全をも脅かすという課題がある。本研究では、ネットワーク上での蓄積一括信号処理技術を確立し、従来の受信機では実現できない、衝突した信号や干渉を受けたIoT/M2M端末信号の分離・復調の実現を目指している。抜本的な周波数有効利用実現の可能性をも秘めた本技術の確立により、将来のIoT基盤の開発に貢献できる。
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