研究課題/領域番号 |
17K06428
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
市坪 信一 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (30457452)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 電波伝搬 / 移動伝搬 / 移動通信 / 携帯電話 / セル設計 / 建物侵入損失 / 伝搬損失 / 周波数特性 / セル構成 |
研究成果の概要 |
ビル内の基地局から他のビル内の移動局までの伝搬損失を推定する方法を確立した。この推定法の適用できる周波数帯は150MHzから5.8GHzで、送受信高は1.5mから30mである。窓の外から室内までの建物侵入損失の特性とメカニズムを実環境やスケールモデルによる測定によって明らかにした。また、窓の外から別のビルの窓の外までの損失の周波数特性を実環境の測定によって明らかにした。さらに、都市内の伝搬損失のメカニズムを表す物理モデルを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
携帯電話システムのために屋内から屋内の伝搬損失を推定する方法を確立した。これにより異なるビル内にある基地局間の電波の干渉量を把握できるので、オフィスビル内での3次元的なサービスエリアを構成するための無線回線設計が行える。3次元的なエリア構成によって近年の急激な通信トラフィックの増加に対応できるようになる。伝搬推定の方法を公開することによって全ての携帯電話事業者が平等にシステム設計に活用できる。また、無線を用いたIoTなどの設計にも活用できる
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