研究課題/領域番号 |
17K06429
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
|
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
豊田 一彦 佐賀大学, 理工学部, 教授 (80612663)
|
研究分担者 |
田中 高行 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (60207107)
西山 英輔 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (30295026)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | アクティブアンテナ / 空間変調 / 偏波 / RF信号処理 / 空間波動 / ビーム切替 / 放射パターン制御 / 偏波切り替え / 通信工学 / アンテナ |
研究成果の概要 |
本研究課題では,電磁波の偏波や伝搬方向といった空間的波動パラメータを活用した次世代無線通信システムを実現するためのアクティブアレーアンテナについて検討した.偏波を使った空間変調通信システムを実現するための3つの構成案に基づいて研究を進め,それぞれの構成についてシミュレーションと試作アンテナの測定により検討を行い,その実現性と特性を確認した. 初期の目標を達成するとともに,計画を上回って電磁波の伝搬方向を制御することのできるアンテナ構成についても基本的な検討を行った.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,これまで積極的に利用されてこなかった電波の空間的波動パラメータである偏波を効果的に利用する技術として学術的にも産業的にも価値が高い.また,様々なものがワイヤレスでネットワークにつながるIoT社会において,ミリ波やテラヘルツ波の利用が今後ますます進められるが,このような高周波数帯ではアンテナと高周波回路の接続が大きな課題となる.本研究課題で実現したアクティブアンテナの技術は,アンテナと高周波回路を本質的に一体複合化する技術であり,高周波帯を使った無線通信に広く適用できるものであり,これによってSociety 5.0の実現に大きく資する技術である.
|