研究課題/領域番号 |
17K06430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
藤村 誠 長崎大学, 情報データ科学部, 准教授 (30229041)
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研究分担者 |
今村 幸祐 金沢大学, 電子情報通信学系, 准教授 (00324096)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 画像電子透かし / Seam Carving / 画像検索 / Seam Caving / 暗号・セキュリティ / 電子透かし |
研究成果の概要 |
Seam Carvingを用いて微小変位を画像に加えて平均化攻撃後に画質劣化を生じさせ、攻撃抑制する方式を提案していた。加えて、画像の同一位置に同一透かし情報を埋め込むことで、平均化攻撃を受けた場合でも埋め込み情報の残存率向上が可能である。このため、四分木ブロック分割によるSeamラインを導入し、矩形状ブロックに透かし情報を埋め込むこととした。 また、高速かつ簡易な画像検索アルゴリズムの適用については、探索精度および速度の向上のため、機械学習モデルのひとつである畳み込み自己符号化器を用いた圧縮特徴量による2段階探索法の導入を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、画像コンテンツの配信が一般的となり、その数は増加している。しかし、画像コンテンツの不正利用も同時に多くなっている。このため、電子透かし技術を用いて著作権情報などを画像コンテンツに埋め込む方法が研究、開発されている。これに対し、不正利用者は電子透かしに対する攻撃を行うことで、埋め込まれた著作権情報を破壊するという問題がある。本研究は、特に強力な攻撃である平均化攻撃に対する抑制を行い、同時に複数の有効な透かし技術を用いた埋め込みについて検討しており、画像コンテンツの著作権管理に貢献するもとを考えられる。
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