研究課題/領域番号 |
17K06438
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
|
研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
石田 賢治 広島市立大学, 情報科学研究科, 教授 (70221025)
|
研究分担者 |
小畑 博靖 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (30364110)
高野 知佐 広島市立大学, 情報科学研究科, 教授 (60509058)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | プロトコル / アシュアランス性 / 無線マルチホップネットワーク / ネットワーク・LAN / 離散構造 / 高信頼性ネットワーク |
研究成果の概要 |
異種でかつ変化する要求に対するディペンダビリティ、適時性、適応性を満たすアシュアランス性をもつネットワーク制御技術を考慮した、無線マルチホップネットワークについて、新たな離散構造を参考にして考察した。2020年度以降は、新型コロナ禍の影響により実機実験が制約されたため、主に要素技術の考察を重点的に行った。成果として、アシュアランス性を考慮した無線マルチホップネットワークにおける幾つかの要素技術を開発した。例えば、無線マルチホップネットワークにおいて、クラスタリングで複数の同期範囲を適応的に設定可能にすることにより、適時性に優れた新たなメディアアクセス制御を提案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然災害の多い日本では防災滅災への取り組みとして、スマートフォンなどのモパイル端末を利用したICTの活用が進んでいる。しかしながら、基地局等の通信インフラは災害時などの一部地域では、利用できない可能性がある。そこで、基地局を利用せずに通信可能な無線マルチホップ通信が注目されている。しかし、マルチホップ通信は複数の端末で構成するため, 端末数の増加に伴うフレーム衝突や中継フレームの送信待ちで、他の端末が通信を行えない等、通信効率の低下が問題となる。本研究では、従来方式よりも高いスループットを獲得できるマルチホップ通信方式を提案した。この成果は、日本の防災滅災への取り組みに活かすことが可能である。
|