研究課題/領域番号 |
17K06487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
小島 千昭 富山県立大学, 工学部, 准教授 (00456162)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 階層的ネットワークシステム / 多次元システム / 分散協調制御 / デスクリプタシステム / 受動性 / 消散性 / 河川ネットワーク / 電力ネットワーク / 分散・協調制御 / ロバスト制御 / 有限周波数特性 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,超スマート社会における電力ネットワーク,交通ネットワーク,水道ネットワークなどの社会インフラシステムを統一的に取り扱うような枠組みとして多次元階層的ネットワークシステムを提案し,そのモデリングおよび河川ネットワークの分散協調制御に関する成果を得た.電力ネットワークに適したモデリングの枠組みとして,ネットワーク化デスクリプタシステムを提案し,その消散性や安定性などの基礎的性質を明らかにし,構造保存モデルで記述される電力ネットワークへの応用を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題でのように超スマート社会で考えるような大規模システムを多次元システムと階層的ネットワークシステムとの接点から考察した研究はこれまで存在しない.これらの融合の視点で捉える点に学術的な意義が存在する.また,多次元性や階層性・ネットワーク性を考慮した大規模システムの制御の新しい枠組みを与えており,交通ネットワークや河川ネットワーク,上・下水道ネットワークなど「流れ」を持つシステムの複雑な振る舞いの予測への応用など,社会的にも大きな意義を持つことが期待される.
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