研究課題/領域番号 |
17K06509
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
羽原 俊祐 岩手大学, 理工学部, 教授 (10400178)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | コンクリート耐久性 / 凍害 / スケーリング / ソルトスケーリング / 劣化メカニズム / 凍害リスクマップ / スケーリング劣化 / スケーリング評価方法 / 凍結融解抵抗性 / 凍結防止剤 / スケーリング温度 / メカニズム / リスクマップ / 耐久性 / コンクリート / 凍結誘拐抵抗性 / 劣化現象 / 硬化体の劣化による性状変化 |
研究成果の概要 |
簡便かつ省力的に多くの水準の試験が可能である小片凍結融解試験の有用性について確認した。また、ASTM C672など の既存のスケーリング抵抗性評価試験方法とある程度の整合性があることを示した。スケーリング劣化のメカニズムの解明を試み、スケーリングが‐5℃から塩水の共晶点で ある-20℃の温度域で発生することを明らかにした。スケーリングのメカニズムに関する新しい知見を多くえた。耐久性を向上させる手 法として中空微小球混和材の有効性を明らかにした。スケーリングの発生条件に基づき、年間の最低気温及び凍結防止剤の散布量データをもとに、東北における道路構造物 のスケーリング劣化危険地域を新たに提案した
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンクリートのソフトスケーリングの試験方法として、小片凍結融解試験方法を提案し、ASTM C672等の既存の試験方法と間にある程度の整合性があることを示した。この試験方法を活用し、スケーリングが‐5℃から塩水の共晶点で ある-20℃の温度域で発生することを明らかにした。スケーリングのメカニズムに関する新しい知見を多くえた。耐久性を向上させる手 法として中空微小球混和材の有効性を明らかにした。スケーリングの発生条件に基づき、年間の最低気温及び凍結防止剤の散布量データをもとに、東北におけるスケーリング劣化危険地域を新たに提案した。これらは今後のコンクリートのスケーリング劣化対策の基礎技術となる。
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