研究課題/領域番号 |
17K06523
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 木更津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
青木 優介 木更津工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (70360328)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 塩害 / 鉄粉散布法 / 鋼材腐食発生限界塩化物イオン濃度 / 塩化物イオン / 腐食 / 鋼材腐食 / 限界濃度 / 既設構造物 / 鉄筋コンクリート |
研究成果の概要 |
既設のコンクリート中における鋼材腐食発生限界塩化物イオン濃度は,構造物の塩害の判定や予測を行うために重要な値である。研究代表者は,その測定方法として鉄粉散布法なる方法を考案し,さらにそれを改良した改良版・鉄粉散布法を考案した。本研究の目的は,同方法の実用性を実証することにあった。 モルタル中に鉄筋を埋め込んだ試験体に塩水を浸透させ,内部の鉄筋が腐食した時点を特定し,直後に試験体を割裂して,同方法を実施した。その結果,割裂面に散布した鉄粉の腐食範囲が鉄筋表面にまで達した時点で鉄筋の腐食が開始されるという理想的な実験結果を得ることができた。今後も検討を継続する所存である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究では実用性を完全に実証するには至らなかったが,本研究で検討してきた「改良版・鉄粉散布法」の実用性が実証され,任意の既設コンクリート中の鋼材腐食発生限界塩化物イオン濃度を測定できるようになれば,今後のコンクリート構造物の塩害の判定や予測に,大きな進展を生み出せるものと考えている。今後も,研究を継続していきたい。
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