研究課題
基盤研究(C)
本研究では,地域の老朽化鋼トラス橋を対象とし,架け替えや補修までの「あと●年」を意識した維持管理計画に有用な知見を得るため,供用中のトラス橋2橋について①橋梁全体の耐荷力解析②実橋載荷試験と解析結果の比較③腐食進展予測モデルによる耐荷力低下予測を実施した.①②については,ポニートラスとプラットトラスについて腐食損傷調査と全橋解析を行い,実際の通行ニーズに対する実質的な耐荷力の余裕分について論じた他,過去の科研課題で実施した実橋載荷試験との比較により,解析モデルの妥当性や設計実務への適用性に言及した.③については圧縮部材に生じている腐食を進展させた場合の耐荷力の低下に関する予測例を示した.
本研究は,地域の市町管理橋における「あと●年もたせたい」とのニーズに応えるため,中山間地域で約100年間供用中の高齢鋼トラス橋(2橋)を対象とした構造解析と実橋載荷試験行い,補修や架け替えといった措置までの間の比較的短期間(概ね10年程度)における安全性を確保するための省力的かつ経済的な維持管理に対する考え方に資するための解析的ケーススタディを示した.本研究では,①解析モデルに対する考え方②橋梁の現有耐荷力推定③実際の通行ニーズを想定した荷重に対する安全性④損傷が進展した場合の将来予測の観点から解析結果を考察している.
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