研究課題/領域番号 |
17K06553
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
松田 達也 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (50736353)
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研究分担者 |
三浦 均也 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40190582)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 波浪 / 海底地盤 / 海岸構造物 / 土砂移動 / 底面せん断力 / 浸透力 / 円柱構造物 / 海洋構造物 / 数式解 / 造波水路実験 / 土木工学 / 地盤工学 / 連成問題 |
研究成果の概要 |
本研究では、複数の沿岸・海洋構造物による波浪干渉を考慮した海底地盤の不安定化現象を評価するための解析手法および実験手法を開発し、波浪による海底地盤の不安定化と土砂移動メカニズムについて考察した。得られた成果として、波浪と海底地盤の相互作用による、海底地盤の有効応力変動、不安定化および底質移動を定量的に評価できる手法を構築した。直線構造物、円柱構造物を中心として波浪干渉による土砂移動メカニズムを明らかとした。また、砕石置換による海底地盤の不安定化に対する対策工法を取り上げ、その対策効果メカニズムを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、複数構造物による波浪干渉を考慮した海底地盤の不安定化現象を評価するための解析および実験手法を開発し、波浪による海底地盤の不安定化と土砂移動メカニズムについて考察した。特に、波浪による底面せん断力に加え、海底地盤の有効応力変動を考慮したうえで、底面せん断力と浸透力の複雑な外力作用下での土砂移動メカニズムを明らかとした。また、厳密な数式解により複数構造物間の波浪干渉を導いたことで、模型実験や数値解析のベンチマークと成り得る貴重な結果を得たことは学術的意義が高い。沿岸域の防災・減災技術検討に大いに援用でき、社会的意義も高いと考える。
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