研究課題/領域番号 |
17K06579
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
石塚 正秀 香川大学, 創造工学部, 教授 (50324992)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 水ストレス / 水環境リスク / 河川水質 / マイクロプラスチック / 流出解析 / 水ストレス環境インデックス / 有害物質 / 沿岸水質 / 栄養塩 / 水資源 / 水工水理学 / 環境政策 / 水循環 / 地理情報システム(GIS) |
研究成果の概要 |
都市毎に水ストレス度を算出することにより、国単位で算出した場合と比較して、水ストレス度が約2~5倍に高まる結果が得られた。また、日本では、河川水質が世界の河川と比較して良好であり、水環境を考慮しても水ストレス度は大きな変化がなかったが、水質悪化の進んだ世界の河川では、糞便性大腸菌群と重金属の値が水質基準値よりも大きく超えている場合、水環境を考慮した水ストレス環境インデックスを用いることで、従来用いられてきた水量だけの水ストレス指標よりも水ストレス度が高まる結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人が実際に利用可能な水資源をより正確に評価するために、河川を通して都市に集水する水ストレスを新たに評価した。さらに、この指標に水環境の要素を加え、新たな水ストレス環境インデックスを提案した。近年あるいは将来的な世界人口増加と異常気象による降水量の時間的・空間的変化に対して、本研究で得た知見は社会的意義が高い。また、水の動態については、複数の河川流出解析や、人工衛星の雨量補正、逆解析、機械学習を行い、様々なパラメタリゼーションを実施した。河川流量の予測が今後実用化されれば、社会的意義は高い。また、新たな水環境指標として明らかにした河川のマイクロプラスチックの特徴は、広く環境問題への啓蒙となる。
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