研究課題/領域番号 |
17K06618
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
|
研究機関 | 国立保健医療科学院 (2018-2019) 京都大学 (2017) |
研究代表者 |
浅田 安廣 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (60610524)
|
研究分担者 |
中西 智宏 京都大学, 工学研究科, 助教 (90824293)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | レジオネラ / 再増殖 / 高度浄水処理 / 生物活性炭 / 病原微生物 / 浄水処理 |
研究成果の概要 |
生物活性炭(BAC)処理でのレジオネラの再増殖性についてLegionella pneumophilaを用いて評価し,高度浄水処理でのレジオネラ管理について考察を行った。L. pneumophilaは存在状態に関わらず活性炭表面ではなく細孔内部に付着・蓄積することが確認された。長期増殖試験の結果より,BAC層への流入水中のレジオネラの生存状況がBAC層での再増殖に寄与することが示された。レジオネラはアメーバが生存するバイオフィルム内で再増殖が可能であることから,レジオネラ再増殖の可能性を管理する上で従属栄養細菌などによるモニタリングを行うことが重要であると指摘した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レジオネラに関する多くの研究は不活化効果に関する知見が主となるが,浄水処理工程内での存在状態と再増殖性も含めた挙動については検証が十分ではない。本研究ではVBNC状態も含めBAC層での再増殖性について評価を行い,存在状態の違いにより再増殖の傾向が異なることを指摘したことに学術的な意義があるといえる。さらに社会的意義として、本研究の成果と文献情報を踏まえて,高度浄水処理においてレジオネラの挙動を管理する上で処理プロセス前後での従属栄養細菌の変動を監視することが重要であることを指摘している。
|