研究課題/領域番号 |
17K06627
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
小林 拓朗 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 主任研究員 (10583172)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生物膜 / センサー / 嫌気性処理 / カチオン / 高塩濃度 / メタン発酵 / 産業排水 / 排水処理 / 微生物 / バイオセンサー |
研究成果の概要 |
嫌気性汚水処理は、省エネルギーかつ廃棄物としての汚泥の発生量を抑制する処理方法として、生物学的処理方式のひとつとして定着しつつある。嫌気性微生物は増殖が遅いため、技術の鍵となるのは生物の付着滞留である。本研究では、センサーを使い生物膜を短時間で評価する方法を考案し、その方法を応用して、生物膜の発達阻害となるカチオンの共存の問題について、現象の解明を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
嫌気性処理は応用範囲が近年大きく拡大し、様々な業種で採用されるようになった。生物膜法は最も安価に実現可能な効率的処理方法である。近年は排水に含有される成分に起因する生物膜の形成阻害により本法の適用が制限されるケースが認められるようになった。本研究では、センサーを使った微小な質量変化から、短期間で生物膜の発達を評価する方法を構築した。これを利用し、阻害の原因物質やその濃度、さらに阻害軽減のための方策について、実験室内で検討することが可能であることが示された。
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