研究課題/領域番号 |
17K06648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
大谷 俊浩 大分大学, 理工学部, 教授 (00315318)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | フライアッシュ / コンクリート / 耐凍害性 / ポゾラン反応 / 空気量 / 細孔量 / 気泡間隔係数 / 加熱改質フライアッシュ / 空気量ロス / 細孔径分布 / 細孔組織 / エアロス / AE減水剤 |
研究成果の概要 |
本研究は加熱改質フライアッシュ(MFA)を混和したコンクリートのフレッシュ性状の経時変化と組織構造の変化が耐凍害性に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、フレッシュ時の経過時間を変化させた供試体や1年間の長期養生した供試体による凍結融解試験、圧縮強度試験、気泡測定および細孔径分布測定を行った。 その結果、MFAコンクリートは基準コンクリートとエアロスおよび耐凍害性が同等であり、気泡間隔係数が300μm以下であれば比較的良好な耐凍害性を有すること、また、ポゾラン反応の組織の緻密化の影響については、材齢1年では見られず、圧縮強度が35N/mm2以上で優れた耐凍害性を有することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、建設業界における環境負荷低減策として、構造物の長寿命化および産業副産物等の有効活用が求められ、石炭火力発電所で発生するフライアッシュの活用が期待されている。フライアッシュはポゾラン活性を有し、コンクリートの長期的な組織の緻密化や化学抵抗性などが向上する優れた材料であることは周知されているが、本研究の課題は十分に明らかにされていなかった。本研究の成果によって、フライアッシュのさらなる活用の促進が期待できる。
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