研究課題/領域番号 |
17K06653
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 日本工業大学 |
研究代表者 |
那須 秀行 日本工業大学, 建築学部, 教授 (40611249)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 木質構造 / 木造住宅 / 耐力壁 / 制振壁 / 静加力実験 / 振動台実験 / 促進劣化 / 3次元解析 / 耐力劣化 / 建築構造・材料 / 制振壁・耐力壁 / 制振素材・テープ・塗布 / 解析・評価 |
研究成果の概要 |
木造住宅用に「制振テープを併用した石膏ボード耐力壁」を研究開発した。各種実験(静加力、振動台、起振器等)を行いその力学的挙動を明らかにし最終仕様「エチレン系未発砲素材の片面接着」とした。その後、建物全体での3次元挙動解析を実施し倒壊の有無でこの制振効果を明らかにした。また、制振素材自体を劣化促進させた壁実験も行い実用化できる段階とした。 枠組壁工法向け摩擦系制振耐力壁に摩擦系ダンパーを用いた制振耐力壁を研究開発した。 幾つかの試作仕様で静的・動的に各種実験を実施し、2018年度に最終仕様にて振動台実験を実施し複数回の極稀地震に対する当該装置の効果を定量的に検証、2019年度に実用化された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
木造住宅において巨大地震や交通振動による耐力劣化の抑制が最大の目的である。将来的な普及性を重視し市況で安定的に入手できる素材を制振材として活用し、かつ施工現場で工程的に負担とならぬような制振耐力壁を開発する。 木造住宅で多用される石膏ボード耐力壁に制振効果を発揮させるテープによる構法の研究を行う。また、枠組壁工法の新築木造住宅に用いられる摩擦ダンパー系制振耐力壁の研究開発を行う。これらの構法開発と並行して学術的な基礎データ(等価粘性減衰やバラツキ、テープ系制振素材自体の劣化等)も明らかにした。壁単体での実験結果を元に建物全体での3次元挙動解析も行い本研究による制振効果を明らかにした。
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