研究課題/領域番号 |
17K06656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
師橋 憲貴 日本大学, 生産工学部, 教授 (90220110)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 低品質再生骨材コンクリート / 場所打ち鉄筋コンクリート杭 / せん断強度 / 圧縮強度 / ビニロン繊維 / ひび割れ / 乾燥収縮 / 円柱供試体 / 場所打ちコンクリート杭 / 乾燥収縮率 / 乾燥収縮ひび割れ / せん断耐力 / 再生粗骨材 / 再生細骨材 / 構造ヘルスモニタリング / ビニロン繊維補強 / 光ファイバセンサ / 廃棄物再資源化 |
研究成果の概要 |
本研究は,ビニロン繊維を添加し低品質再生骨材コンクリートを用いた場所打ち鉄筋コンクリート杭のせん断強度について検討を行ったものである。まず,中心圧縮性状の実験結果としては,低品質再生骨材を用いた場所打ち鉄筋コンクリート杭の軸力方向の載荷試験下の圧縮強度は,ビニロン繊維を添加した試験体は添加していない試験体と比較し若干上昇する傾向が認められた。また,終局時の破壊挙動はコンクリートの種類によらず同様となった。一方,ビニロン繊維を添加した試験体はひび割れが分散する傾向が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,骨材の出荷の実態をみると,再生骨材の出荷量は砕石の1割程度で大変少なく,また再生骨材の出荷量のうち道路用に対してコンクリート用は道路用と比較して非常に少ない。天然資源の枯渇の観点から低い品質の再生骨材であっても普通骨材と混合利用することで構造用部材に用いるコンクリート用としての適用が可能となれば,再生骨材の普及につながり天然資源の維持に貢献できるものと考える。構造学的な観点から行った実験結果は,構造設計に再生骨材を用いたコンクリートを適用する際の安全性が示されたので再生骨材の需要拡大につながるものと考える。
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