研究課題/領域番号 |
17K06677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
望月 悦子 千葉工業大学, 創造工学部, 教授 (80458629)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 照明改修 / LED照明 / 文化財 / 全天球画像 / 印象評価 / 内装材 / 指向性 / 輝度分布 / 画像 / 被験者実験 / 照明環境 / VR / プロジェクター / 近代建築 / 重要文化財 / 有機EL照明 / 建築ストック / 照明 / 設備改修 / 歴史的変遷 / LED |
研究成果の概要 |
空間用途を考慮した建物本来の価値を損ねない照明改修の方法を明らかにすることを目的に、以下の2点を検討した。 (1) 建築空間の雰囲気を的確に表現する画像呈示手法、(2) 照明条件が内装面、空間全体の印象に与える影響 (1)では、全天球画像を画像に用いた。「空間全体の色味」は全天球画像による再現は難しいこと、実空間における広範の輝度を全て画像上に表現するのではなく、実空間の印象に近づける輝度の表現範囲を明らかにしていく必要性を示した。(2)では、表面凹凸の小さい材では、照明の照射方向による印象評価への影響はないが、同照度であっても、白熱電球とLED、有機ELとで印象評価が有意に異なることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
後世に向けて建設当初の雰囲気を保持しつつ、また、新たな用途にも転用できるように重要文化財の照明改修を行う際に、考えられる影響を内装材・空間全体の見えの観点から検討した。また、空間の雰囲気を適切に表現・記録する手法についても検討した。 照明用光源が新規光源に置き換わった際には、同じ設定照度であっても、光源の種類(波長分布、光の指向性等)によって、内装材や空間の印象が有意に異なることを示した。また、空間の雰囲気を適切に伝える記録手法について、安価かつ簡易に行える方法で検討した。
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