研究課題/領域番号 |
17K06696
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
中山 茂樹 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (80134352)
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研究分担者 |
鈴木 弘樹 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (50447281)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 精神科病棟 / 精神科救急医療 / 段階的空間構成 / 行動制限 / 隔離室 / 生活諸室 / 治癒的空間 / 精神科救急病棟 / クリニカルパス / 精神科高規格病棟 / 保護室 / 部分開放 / 精神科病院 / 高規格病棟 / 救急病棟 / 治癒的環境 |
研究成果の概要 |
精神科救急病棟をはじめとする高規格病棟においては、入院初期には隔離・拘束を受けるが、回復とともに徐々に日常生活を広げることが治療プログラムとしても必要である。そのためには患者の環境・空間・設備も病状レベルに合わせて充実している必要がある。 本研究は、現状の救急病棟空間がクリニカルパスで規定される治療・生活にどのように適合しているかについて検証し、併せて治療レベルの段階分けとそれに合わせた空間の序列の適合性について検討した。各段階における適正な病床数・面積を類推したが、特に必要なのは患者の生活諸室の充実であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神科救急学会では世界的にも問題視される我が国の入院期間長期化を避けるために、初発の患者は高規格病棟で受け入れるべきだとの提言を行っている。高規格病棟とは手厚い人員配置による医療環境の構築が基準化されているが、精神科における治療環境は、直接患者の回復につながる可能性があると考えられる。本研究は治療に貢献する建築構成が、段階的な空間構成にあり、それぞれの段階にふさわしい環境・空間・設備の在り方を提示するために実施された。
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