研究課題/領域番号 |
17K06722
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
水野 雅之 東京理科大学, 理工学研究科国際火災科学専攻, 准教授 (40366448)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 階段避難 / 順次避難 / 避難流動予測 / 避難訓練 / 画像認識 / 避難シミュレーション / 全館避難 / 避難流動 / 防災計画 / 順次避難の最適化 / シミュレーション / 建物火災 / 最適化 |
研究成果の概要 |
本研究では,高層事務所ビルの全館避難において,順次避難を効果的に実施する手法を開発することを目的とした。ここに,順次避難において目標とする解は,過度な混雑(長時間の滞留状態)を避け,また避難階での階段からの避難流動が途切れないことである。また,竪穴を介した煙流動に配慮して,出火階及び直上階の次に,建物上層階などの避難を優先させることである。 本研究では,2つの高層事務所ビルでの全館避難訓練の調査の実施,調査によって撮影した画像で避難流動を分析するための画像認識ツールの開発,エージェントモデルによる階段避難シミュレーションのプロトタイプの開発,階段避難流動予測手法の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実際の全館避難訓練で順次避難を効果的に実施できた。また,避難訓練における階段内の避難流動に関するパラメータを抽出し,階段避難流動予測手法を開発した。開発した手法を用いて階段内の避難流動を予測し避難シナリオ(各階のフェイズ分けと,各フェイズ対象階への避難指示を出すタイミングの設定)を評価できる。階段の寸法や扉配置により避難流動に関するパラメータが多少変わるため,避難訓練を調査することで適用可能である。 画像認識ツールや階段避難シミュレーションのプロトタイプは,改善の余地があるが,ぞれそれリアルタイムでの階段内避難流動の把握や避難流動予測を俯瞰的に可視化するツールとして活用が期待される。
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