研究課題/領域番号 |
17K06734
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 大阪芸術大学 |
研究代表者 |
門内 輝行 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (90114686)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | イノベーター / 人間-環境系のデザイン / 21世紀型スキル / デザインプロセス / 記号過程 / 対話によるデザイン / 集団による学び / 建築教育 / 教育方法 / イノベーション / 学習と成長 / 記号論 |
研究成果の概要 |
現在、複雑な問題を他者と協働して解決する「21世紀型スキル」を身に付けた「イノベーター」の育成が課題となっている。 本研究では、子どもの建築教育や大学の設計教育における「人間-環境系のデザイン」を記号過程として分析することにより、①人間-環境系のデザインがイノベーターのスキルを育成する有効な手段となること、②創造的なデザインを生成するプロセスが主体の創造力や探究力を育むのに役立つこと、③未来を担う子どもたちが世界を変革していく力を育む教育が可能であることを示した。それを踏まえて、主体の創造的な学びと発達を可能にする「クリエイティブ・ラーニング」としての「デザイン教育の方法論」の体系化を図った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
21世紀を迎えて、デザイン概念は大きく拡張され、デザイン思考やイノベーションの方法を身に付けた「イノベーター」の育成が枢要な課題となっている。 それに対して、複雑な問題を解決する多主体の対話による「人間-環境系のデザイン」が、創造的なデザインに役立つだけでなく、主体の学習と成長をもたらすことを、記号論や学習理論の視点を導入して明らかにした点は学術的意義のある成果と言える。 さらに、子ども主体のデザインや学生のデザインワークショップを通して、デザイン実践がデザイン主体の「クリエイティブ・ラーニング」のプロセスとなり得ることを実証し、イノベーターを育むデザイン教育の方法を構築した社会的意義は大きい。
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