研究課題/領域番号 |
17K06774
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金属物性・材料
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
廣井 政彦 鹿児島大学, 理工学域理学系, 教授 (80212174)
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研究分担者 |
重田 出 鹿児島大学, 理工学域理学系, 准教授 (30370050)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 反強磁性 / ホイスラー化合物 / 強磁場 / 高圧 / スピングラス / 磁気相図 / 磁化 / 比熱 / 磁気抵抗 / ヒステリシス / メスバウアー分光 / 強磁性 / ハーフメタル / ホール効果 / 電子・磁気物性 / スピントロニクス |
研究成果の概要 |
ホイスラー化合物は、新しい機能性材料になりうる物質として大きな注目を集めている。本研究では、従来、磁性の応用の観点からは有用であると見なされていなかった反強磁性体が、基礎・応用の両面で注目を集めていることを踏まえ、ホイスラー化合物での新しい反強磁性体と、そこでの特異な特性の創製を目指した。 本研究では、ホイスラー化合物Fe3-xMnxSiにおいて、新しい反強磁性相を見出し、その性質を明らかにした。また、ホイスラー化合物Ru2-xFexCrSiでは反強磁性やスピングラスに伴う特異な現象を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、強磁性が主に注目されていたホイスラー化合物であるが、反強磁性においても多様な様相を示し、基礎物理や材料研究において注目すべき物質であることを明らかにした。ホイスラー化合物Fe3-xMnxSiでは、長年知られていた転移のほかに、新たな反強磁性相があることを見出し、多様な磁性の存在を明らかにした。さらに、磁気熱量効果を示すなど、磁気材料としても期待できることを示した。また、ホイスラー化合物Ru2CrSiの反強磁性は、強磁場でも壊れない特異な性質を持つことを明らかにした。
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