研究課題/領域番号 |
17K06805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 長岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
梅田 幹雄 長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (00342478)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 電気的過渡応答法 / 圧電縦効果 / 高振動レベル / 簡易測定 / レーザドップラ振動速度計 / 圧電素子 / 経時変化 / 振動レベル簡易測定 / 圧電縦効果素子 / 圧電横効果素子 / 反電界効果 / 共振-反共振 / 高調波 / 複合振動子 / 圧電横効果 / ローゼン型圧電トランス / 誤差率 / 高速電力増幅器 / 解析ソフト / 振動レベル特性 / 圧電トランス / 圧電セラミックス / 高振動レベル特性 |
研究成果の概要 |
まず,電気的反共振下における圧電振動子の振動レベル特性測定をいくつかの手法で試みたが良好な結果は得られなかった。次に,電気的共振下における圧電縦効果振動子の振動レベルを測定し圧電横効果振動子の振動レベル特性と比較した。振動レベルを振動速度で表示した場合,縦効果振動子の諸特性の変化率や高振動レベルにおける機械的損失は横効果振動子との比較で小さいことが明らかとなった。 さらに,高振動レベル下での特性を簡易的に測定算出する方法について提案し検討した。本来の電気的過渡応答法による結果と比較したところ,いくつかの定数の振動レベル特性の傾向はほぼ一致したものとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電気的過渡応答法により電気的共振下での圧電縦効果振動子の振動レベル特性の測定が可能であることが確認されたことで,高振動レベルでも安定した特性を持つ圧電縦効果素子の開発が進むと考えられる。また,電気的共振下の高い振動速度領域では圧電横効果振動子に比べ圧電縦効果振動子のほうが特性変化や損失面で優位であることが確認されたことで,高振動レベル下での圧電縦効果振動子の応用が広がると予想される。 一方,高価な振動速度計を整備しなくともいくつかの定数の振動レベル特性の傾向を簡易的に測定することが可能であることが確認されたことで,高振動レベルに適した圧電材料の開発がより進むと考えられる。
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