研究課題/領域番号 |
17K06812
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
上田 恭介 東北大学, 工学研究科, 准教授 (40507901)
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研究分担者 |
成島 尚之 東北大学, 工学研究科, 教授 (20198394)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | インプラント / コーティング / 非晶質リン酸カルシウム / 骨形成能 / 抗菌性 / 生体内溶解性 / 細胞毒性 / 元素添加 / スパッタリング / 生体吸収性 / 材料加工・処理 / 生体材料 / 骨形成タンパク質 / 溶解性 |
研究成果の概要 |
Ti製硬組織代替デバイスの骨との迅速かつ強固な結合および抗菌性の両立を目指し、非晶質リン酸カルシウム(ACP)の生体内溶解性に着目した表面処理方法を構築した。RFマグネトロンスパッタリング法により作製した膜厚0.5μmのACPコーティング膜に骨形成タンパク質(BMP)を担持させることができた。ACPコーティングの溶解に伴うBMPの徐放を確認できた。ターゲット組成を変化させることで、AgおよびTaを供添加したACPコーティング膜を作製できた。Ta添加による溶解性の抑制とAgイオンの放出による抗菌性発現を達成できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた、ACPとタンパク質の複合化技術や元素添加によるACPの溶解性制御は、生体内溶解性ACPの新規活用方法を学術的根拠を基に提案するものである。これまで高分子材料が大半を占めていた薬剤輸送システムに対し、セラミックス系材料であるACPという新たな候補を与え、医療技術のブレークスルーに貢献できると考える。
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