研究課題/領域番号 |
17K06924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
勝田 知尚 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (50335460)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヘマトコッカス プルビアリス / クロレラ ソロキニアナ / フローサイトメトリー / 熱ショック応答 / 細胞周期 / 細胞同調 / 化学工学 / バイオテクノロジー / バイオリアクター / 微細藻 / 増殖制御 |
研究成果の概要 |
CO2 を炭素源に利用する微細藻類の培養において,培養温度と照射光強度を概日周期で変化させて増殖挙動を比較検討したところ,一定に保持するときの最適温度ともはや細胞分裂が停止する温度との間で 12 h ごとに変化させると,最適温度で一定に保持するときよりも増殖速度が 1.4 - 2 倍まで増大すること,ならびに誘導期間が 1 d 短縮されることが確認された.この増殖性の向上は細胞周期の同調に起因し,分類学上異なる綱に属する微細藻類でも生じることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CO2 を利用して色素などの有用物質を生産できる微細藻類は,価格競争力のある工業生産のために,増殖性の優れた藻株や効率的な培養法が求められている.本研究によって明らかになった手法は,種々の微細藻類に対して適用可能であるとともに,培養温度や照射光強度を維持するためのエネルギー消費を削減することも期待できるため,微細藻類を利用した有用物質の生産に広く役立つことが期待される.
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