研究課題/領域番号 |
17K06969
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
船舶海洋工学
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
岡本 強一 日本大学, 理工学部, 研究員 (50256806)
|
研究分担者 |
遠山 岳史 日本大学, 理工学部, 教授 (40318366)
小森谷 友絵 日本大学, 生産工学部, 准教授 (80409086)
平野 廣佑 和歌山工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教 (30758123)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 減容化 / 放射性セシウム / 循環型浄化システム / 微生物活性剤 / ファインバブル / 海洋工学 / 海洋保全 / 水質浄化 |
研究成果の概要 |
通常ヘドロに吸着しているセシウムを除去することはできない.そこで,セシウムは海底堆積汚泥(ヘドロ)に吸着しているので,このヘドロを分解すれば,セシウムが溶出すると考え,循環型浄化システムを利用した実験を行ってきた.本課題では,溶出したセシウムをシリカに再吸着させようという考えで,外的添加(ゼオライト等の)量を最小にする「減容化」を行い,効率的な除去システムの開発を目的として,海水および堆積汚泥さらにシリカを投入し循環型浄化システムを稼働し,pHを数種類用意し吸着率の比較を行った.その結果,特定のpHの時を除いて83%以上の吸着率を示した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者らが以前提案したセシウム除去の方法は汚泥の分解で水中に溶出されたセシウムはゼオライトで固定可能とした.ここでゼオライトは理論上概略500g程度必要となるようであるが,本課題では,溶出したセシウムをシリカに再吸着させようという考えである.本方法では,60g程度のシリカ粉末で最低83%のセシウム吸着性能を有し,大幅な減容化が可能となることが分かった.また,pH=7.0程度とすればシリカ粉末へのセシウム吸着性能は十分であると考えられる.
|