研究課題/領域番号 |
17K07018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
岡根 哲夫 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 物質科学研究センター, 研究推進室長代理 (10391278)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 放射性微粒子 / 福島第一原子力発電所事故 / 硬X線光電子分光 / 2次元イメージング / 化学形・化学的性状 / 保健物理・環境安全 |
研究成果の概要 |
福島第一原子力発電所(1F)事故により環境中に放出された核分裂生成物を含有する微粒子試料の化学分析とこれによる1F炉内状況の分析を目的として、大型放射光施設SPring-8において硬X線光電子分光(HAXPES)の2次元イメージング測定システムを整備した。本システムを用いた実験により、微粒子を構成する化合物の化学形・化学的性状とその空間分布を非破壊で明らかにすることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では開発した2次元イメージングHAXPESにより、環境で採取された試料に対して元素分析だけでは不十分だった構成化合物の化学形の正確な診断が可能となった。また本研究の発展により、放射性微粒子の生成過程を精度良く推定することが可能となり、1F事故時の炉内状況や事故進展状況を診断するために必要となる知見を提供することができるので、1Fの安全な廃炉工法を検討する上でも重要な指針を与えると期待される。
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