研究課題/領域番号 |
17K07042
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高坂 洋史 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (20431900)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 運動回路 / 神経回路 / コネクトミクス / 運動制御 / ショウジョウバエ / 遺伝学 / オプトジェネティクス / 介在神経細胞 / 軸性伝播 |
研究成果の概要 |
動物は、多様な運動パターンで動くことができます。本研究では、ショウジョウバエ幼虫の運動をモデルとして用いて、一つの神経回路が多様な運動パターンを生み出すしくみを調べました。その結果、前進運動に関わるIfb-Fwdと、後進運動に関わるIfb-Bwdという新しい介在神経細胞を発見しました。この発見により、中枢神経回路の中に、異なる運動を担う別々の回路が組み込まれていることが明らかになりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物は、多様な運動パターンで動くことができます。例えば、ヒトは前歩きと後ろ歩きができます。しかし、ヒトには一つの中枢神経系しかありません。一つの神経回路がどのようにして異なる運動パターンを生み出すのか、その仕組みは不明でした。本研究では、ショウジョウバエを実験モデルとして用いて、運動に関わる神経回路を詳しく調べました。その結果、異なる運動を生み出すために、それぞれの運動専用の神経細胞があることを発見しました。このことから、神経回路の中には、異なる運動パターンを生み出すためにそれぞれの専用回路が組み込まれていることが明らかになりました。
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