研究課題/領域番号 |
17K07071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
有村 奈利子 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 病態生化学研究部, リサーチフェロー (20420375)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 中脳 / 神経細胞移動 / Dscam / 中脳神経細胞 / 細胞移動 / 中脳神経 / 脳・神経 / 発生・分化 |
研究成果の概要 |
中脳は認知、情動、運動機能制御に関わる大変重要な領域である。しかし中脳の神経細胞の発生機構については不明な点が多い。多くの中枢神経細胞は、産生される場所と配置されて実際に機能する部位が異なるため、脳室面等で分化した後、細胞移動を行う。本研究の目的は、進化の最初期に発達する中脳をモデル系として、神経細胞移動の分子機構を明らかにすることである。本実験課題の実績として中脳神経細胞の移動様式の解明に関する研究をまとめ、神経細胞移動の最初期に起きる、分化直後の脳室面における脱上皮化を制御する分子機構を、組織染色およびタイムラプス法を用いて解明した。これらの結果については論文としてまとめて公刊した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
正常な脳神経系を作るためには、神経細胞が正しい場所に配置されることが必要です。今回の研究は、その神経細胞移動という重要な発生過程の最初期段階メカニズムを明らかにしたという点で、大きな意義があります。また、この過程がうまくいかないと様々な自閉症やてんかんの原因となると言われていますので、今回の研究成果は病態の理解や治療法の開発にもつながることが期待されます。
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