研究課題/領域番号 |
17K07082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
深谷 昌弘 北里大学, 医学部, 准教授 (10360900)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | シナプス可塑性 / AMPA受容体 / エンドサイトーシス / BRAG2 / Arf6 / 興奮性シナプス / マウス / 海馬 / PSD / シナプス / 神経科学 / 小胞輸送 |
研究成果の概要 |
本研究では、新規BRAG2結合分子であるPSD-95とendophilin 3に着目し、シナプス可塑性発現時に、BRAG2-Arf6経路を介したAMPA受容体の輸送調節機構の解明を目的として研究を行った。その結果、PSD-95によるBRAG2の局在制御機構と、BRAG2とendophilin 3との相互作用が、mGluR刺激によるシナプス可塑性誘導時に、Arf6活性の増加を伴い、AMPA受容体のシナプス表面発現量変化の制御に重要であることを明らかにした。本研究によって、BRAG2-Arf6シグナル経路による興奮性シナプスの可塑性調節機構の一端を解明することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、興奮性シナプス後部に局在するBRAG2の機能的役割を、エンドサイトーシス関連分子のendophilin 3 との相互作用機能とともに、シナプス可塑性発現の実態であるAMPA受容体の細胞表面発現量を指標にして、新たなAMPA受容体輸送機構の分子機序となるシナプス可塑性の一端を解明できた点において学術的意義があると考える。また、記憶や学習などの高次脳機能の新たな機序の解明の一助となり、精神・神経疾患病因解明の基礎となると考えられる。
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