研究課題/領域番号 |
17K07089
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
丹治 邦和 弘前大学, 医学研究科, 助教 (10271800)
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研究分担者 |
三木 康生 弘前大学, 医学研究科, 助教 (30709142)
若林 孝一 弘前大学, 医学研究科, 教授 (50240768)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 神経難病 / 認知症 / パーキンソン病 / レビー小体型認知症 / 多系統萎縮症 / シヌクレイン / 検出方法 / シヌクレイノパチー / リン酸化 / 脳神経疾患 / 神経科学 / 老化 / 病理学 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
αシヌクレイン(Syn)はパーキンソン病(PD)やレビー小体型認知症(DLB)の病態に深く関与する分子である。PDおよびDLBを早期に診断するため、コスト面、簡易さの点から血液中のバイオマーカーが必要とされるが、健常者の脳にある「正常Syn」と患者脳内の「異常Syn」を区別できないため検出法の精度が低い。我々はこれまでに「異常Syn」を区別・検出する方法を確立し、異常Synを認識する分子NUB1を同定してきた。特に2017年~2019年の研究では、患者脳にあるNUB1が健常者にあるNUB1と異なり、異常Synとの結合能・分解能が高いことを見出した。今後この特性を生かし、簡易な検出系を開発する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パーキンソン病(PD)やレビー小体型認知症(DLB)を早期に診断できれば、早期から治療を開始することができる。しかし上述したように、健常者の脳にある正常なSynと患者脳内の異常Synを区別できないため検出法の精度が低く、実用化には至っていない。2017年~2019年に得た知見は、これまでに培ってきた技術と知識をさらに発展させたものである。早期のPD、DLBの診断を可能にする簡易な検出系を開発する準備が整ったといえる。
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