研究課題/領域番号 |
17K07109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
菅生 紀之 大阪大学, 生命機能研究科, 特任准教授(常勤) (20372625)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 分子・細胞・神経生物学 / 分子・脳・神経生物学 / 1分子イメージング |
研究成果の概要 |
脳機能構築において不可欠な神経細胞分化では遺伝子発現調節を伴うことが知られています。しかし、その制御メカニズムの時空間的動態には不明な点が多く残されています。本研究では、遺伝子組換えマウスやヒト多能性幹細胞を用いて神経細胞分化における転写調節因子やエピジェネティクス制御因子といった核内の分子を可視化することで時空間的動態変化が果たす役割を新たに明らかにしました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胎児期から生後発達期の脳機能構築において、その中心にある神経細胞の成熟には適切な遺伝子の発現調節が重要です。その過程は、核内のゲノムDNAや酵素タンパク質といった分子の相互作用によって引き起こされると考えられますが、それら分子がいつ・どこで・どのように振る舞うのかに関しては不明な点が多く残されています。本研究では、そのよう分子である転写因子とエピジェネティクス制御因子に着目してマウスおよびヒト神経細胞の成熟過程での詳細な動態や新たな役割を明らかにすることができました。この成果は、脳形成の学問的理解に貢献するとともに脳発達障害や精神神経疾患といった病態の理解に繋がることが期待されます。
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