研究課題/領域番号 |
17K07127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
宮本 幸 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 薬剤治療研究部, 研究員 (50425708)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ミエリン / オリゴデンドロサイト / 共培養 / ミエリン変性症 / グリア細胞 |
研究成果の概要 |
神経細胞を取り巻くミエリン構造がどのように形成されるか、その分子ネットワークを解明するため、マイクロアレイ解析などを用いて、ミエリン形成細胞に発現する分子群の網羅的解析を行った。その結果、ヌクレオチド交換依存性の活性化分子が、ミエリン発生期に高発現していることを突き止めた。そこで、その分子の役割を明らかにするため、機能が消失する遺伝子改変マウスを作製した。現在まで、電子顕微鏡を用いた脳組織の構造変化などによる解析を行い、遺伝子改変マウスにおいて、ミエリン膜の厚さが薄くなること、ならびにミエリン膜におけるミエリン膜構成タンパク質の局在が減少すること、などを突き止めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経科学の分野で、ミエリン形成細胞を対象とした研究は国内外において非常に少ない。しかし、近年、筋萎縮性側索硬化症やアルツハイマー型認知症においてミエリン構造の異常が明らかとなってきたように、今後神経変性症などの創薬ターゲットとしてミエリン形成細胞が脚光を浴びることは想像に難くない。本研究では、研究人口の少ないミエリン形成細胞を対象とし、中でも未知の部分が多いミエリン発生期を司る分子機構について研究を行ったものである。
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