研究課題/領域番号 |
17K07200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍診断学
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研究機関 | 北海道医療大学 (2018-2019) 札幌医科大学 (2017) |
研究代表者 |
河野 豊 北海道医療大学, 予防医療科学センター, 准教授 (80398320)
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研究分担者 |
加藤 淳二 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20244345)
平川 昌宏 札幌医科大学, 医学部, 助教 (50561023)
石川 和真 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (30722417)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 抗癌剤感受性 / 大腸癌 / BH3プロファイリング / 大腸癌細胞株 / 5-FU耐性 / BCLXL蛋白 / 抗がん剤感受性 |
研究成果の概要 |
BH3プロファイリングにより大腸癌細胞株における5-FU耐性獲得にはBCLXL蛋白の機能的な役割が関与していることが明らかにされ、BCLXL蛋白の抑制により5-FU耐性大腸癌細胞株の増殖抑制が確認された。さらに動物モデルにおいても、BCLXL阻害薬を投与されたマウスの腫瘍の増大が抑制され、アポトーシスの増加を認めた。以上の結果よりBCLXL阻害薬は5-FU抗がん剤耐性大腸癌に対する新規治療法の1つとして基礎研究レベルで有望であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BH3プロファイリングという新しい解析手法により、今までの方法では分からなかった抗がん剤の耐性メカニズムを明らかにした。このメカニズムを標的とした薬剤を使えば、大腸がんを効果的に殺すことが可能となり、さらに以前から使っていた抗がん剤も再び効くようになることが分かった。
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