研究課題/領域番号 |
17K07218
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
藏滿 保宏 北海道医療大学, 医療技術学部, 教授 (50281811)
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研究分担者 |
北川 孝雄 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教(特命) (20614928)
吉野 茂文 山口大学, 医学部附属病院, 准教授 (60294633)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | GLO1 / 膵癌 / 悪性化 / プログレッション / プロテオミクス / オルガノイド / BioID / 癌の悪性化 / 線維肉腫 / Bio-ID / 分子標的治療 |
研究成果の概要 |
癌細胞内のGLO1が核内でどのように悪性化を促進しているのかを核内蛋白質を抽出してGLO1と結合する蛋白質同定を目標とした。 (1)マウス線維肉腫プログレッサーQRsP11細胞とヒト膵癌細胞KLM1から核内蛋白質を抽出し抗GLO1抗体によるCo-IPを行ったが有意なバンドを検出することができなかった。(2)QRsP11とKLM1のGLO1高発現株を作製しCoIPを行ったが同定には至っていない。(3)Bio-IDを付けたGLO1高発現株を作製したが発現が細胞質でのみ確認できたため、BioID-GLO1は核に入らない可能性が考えられた。(4)膵癌の肝転移の肝生検組織からオルガノイドを樹立できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの研究成果からGLO1が予後不良の膵癌を筆頭に悪性化進展癌細胞の中で核に高発現し癌細胞の浸潤に深く関与していることがわかっている。GLO1が核でどのように働いて癌の悪性化が進展していくのかをGLO1と核内で結合する蛋白質を同定して明らかにするために人為的にGLO1を高発現させて結合蛋白同定を試みた。この人為的に高発現させたGLO1は細胞質のみならず核に局在していることも確認できた。現在CoIP後の試料を質量分析する段階にまで来ている。CoIPの精度をを上げるためにBio-IDを付けたGLO1高発現株を作製したが核に入らないことが明らかになったためCoIPには用いることができなかった。
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