研究課題/領域番号 |
17K07233
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 日本医科大学 (2018-2020) 国立研究開発法人国立成育医療研究センター (2017) |
研究代表者 |
林 恵美子 (林恵美子) 日本医科大学, 大学院医学研究科, ポストドクター (10620130)
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研究分担者 |
内山 徹 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 成育遺伝研究部, 室長 (10436107)
佐野 誠 日本大学, 医学部, 准教授 (70339323)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | CAR-T 細胞療法 / 癌精巣抗原 / 遺伝子細胞療法 / 癌免疫療法 / 固形癌 / 遺伝子 / 癌 / 免疫学 / 遺伝子治療 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
癌免疫療法の一つとして、キメラ抗原受容体発現T細胞療法(CAR-T細胞療法)が注目されており、特に難治性固形癌への応用が期待されている。本研究では、申請者が同定した癌精巣抗原CRT2を認識し、難治性固形癌の一つである膵臓癌に対する新たなCAR-T細胞療法の開発を目指した。本研究期間を通じて、CRT2を認識するCARベクターを作製し、膵臓癌細胞株に対して抗腫瘍効果が認められるCRT2-CAR-T細胞を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外科的切除困難な難治性固形癌は極めて予後不良であり、新たな治療法が求められている。近年、 キメラ抗原受容体発現T細胞療法(CAR-T細胞療法) による癌免疫療法の研究が急速に進展している。 しかし、現時点における CAR-T 細胞療法は血液がんにおいては広く実用化に至っているが、固形癌に関しては未だ良い結果が得られていない。 本研究では、癌精巣抗原CRT2を認識し、難治性固形癌の一つである膵臓癌に対して抗腫瘍効果が認められるCRT2-CAR-T細胞を開発した。本研究成果により、固形癌に対するCAR-T細胞療法の新たな可能性が示唆された。
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