研究課題/領域番号 |
17K07316
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
横山 英志 東京理科大学, 薬学部生命創薬科学科, 准教授 (70433208)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | X線結晶構造解析 / 等温滴定型カロリメトリー / キネシンモーター / 阻害剤 / キネシン / モータータンパク質 / 結晶化 / 構造解析 |
研究成果の概要 |
本研究では、細胞分裂期特異的なキネシンモータータンパク質CENP-EやEg5とそれらの阻害剤との複合体構造を決定し、それら阻害剤による結合と阻害の様式を解明することで、新規な抗がん剤を設計する構造基盤を得ることを目的とした。Eg5モータードメインについて新規阻害剤との複合体のX線結晶解析と、等温滴定型カロリメトリーによる熱分析を行い、その阻害機構を解明した。CENP-Eのモータードメインについて先行研究より高分解能での構造決定を行い、構造の詳細について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞分裂期特異的なキネシンモータータンパク質CENP-EやEg5とそれらの阻害剤との複合体構造解析による、阻害剤の結合阻害の機構を解明することで、新規な抗がん剤を設計する構造基盤が得られた。既存のタキサン、ビンカアルカロイドなどの微小管阻害剤と異なり、キネシンモーターの阻害剤は非分裂期の微小管には作用しないため、副作用の少ない抗がん剤のリード化合物として期待できる。
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