研究課題/領域番号 |
17K07406
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
船山 典子 京都大学, 理学研究科, 准教授 (30276175)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | カイメン / 上皮細胞 / カドヘリン / 上皮 / カイメン動物 / 襟細胞 / 幹細胞化 / 全能性 / EMT / 上皮間充織転換 |
研究成果の概要 |
当初の研究計画が技術的に困難と判明した為、上皮細胞での発現が強く期待されるクラシカルカドヘリン遺伝子のクローニング、大腸菌で発現させた組み換えタンパク質を抗原としたポリクローナル抗体作成を試みたが、得られた抗体価が低く成功に至っていない。一方、襟細胞の上皮間充織転換が起きている可能性が高い芽球形成過程に着目、各個体で同調した芽球形成過程を進行させ得る誘導系を確立、RNAseqを共同研究で行い、7日間の過程で発現変動する遺伝子群を抽出、各段階での発現変動を解析した。今後、襟細胞の上皮間充織転換の可能性が高い時期に発現が上昇する候補遺伝子群のWISHを進める予定である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上皮間充織転換は、多細胞動物の胚発生において重要な機構である。本研究は、EMTの分子機構は多細胞動物の進化の過程でどの様に発達してきたのかを知ることを大きな目標に、これまで全く解析されていない、カイメン動物において上皮間充織転換がどの様な生命現象で用いられ、その分子基盤の解明を目指す挑戦的な研究である。現時点の技術では当初の計画が困難と分かったものの、新たな実験系の確立、網羅的なmRNA発現変動解析の成果を得、今後の研究展開の基礎を構築することが出来た。
|