研究課題/領域番号 |
17K07417
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
野呂 知加子 日本大学, 医学部, 客員教授 (80311356)
|
研究分担者 |
井上 菜穂子 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (00509515)
斎藤 稔 日本大学, 文理学部, 教授 (20318330)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | 幹細胞 / 再生 / 無性生殖 / 有性生殖 / シミュレーション / 網羅的分子解析 / 環形動物 / ヤマトヒメミミズ / ミサカヒメミミズ / 網羅的分子比較解析 / ゲノム解析 / シミュレーションモデル / 脳神経系 / 分子実体 / ゲノム変異 / 物質勾配 / 分子実態 / 質量分析 / 生殖 |
研究成果の概要 |
本研究は、砕片分離と再生による無性生殖を行うヤマトヒメミミズと、有性生殖のみ行う近縁種ミサカヒメミミズの比較解析により、再生と生殖に関わる幹細胞とその機能を分子レベルで解明することを目的とした。この目的を達成するために、専門の異なるメンバーからなる学際的研究体制を作り、シミュレーション・質量分析・網羅的分子解析等、新しい手法を取り入れて実施した。具体的には、「砕片分離と無性生殖の分子メカニズム」、および「有性生殖のスイッチおよび誘導物質の実体」の2つの課題について、解明をめざした。個々のデータは、他の結果と組み合わせて分析され、包括的な理解をめざした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物学において、よいモデル動物を見つけ実験系を開発することは、研究の発展に大きく寄与する。ヤマトヒメミミズは、無性および有性生殖を使い分けて幹細胞再生研究を行うことができる非常に有用なモデル動物である。ここに本研究の学術的意義と独創性がある。特にネオブラストは哺乳類の間葉系幹細胞に相当すると考えられることから、この解析を行うことは再生機構解明と幹細胞研究にとって大きな意味があり、さらに近年注目されている再生医療への応用に繋がる社会的意義をもつ。
|