研究課題/領域番号 |
17K07436
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
伊藤 光二 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (50302526)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ミオシン / アクチン / 分子モーター / 原形質流動 / シロイヌナズナ / 植物細胞 / モーター蛋白質 / モータータンパク質 / 選択的結合性 / アクチン束化 / 極性 |
研究成果の概要 |
シロイヌナズナにおいて8種のアクチンアイソフォームが,13種のミオシンXIアイソフォームと4種のミオシンVIIIアイソフォームと相互作用することにより高度に制御されたアクチン輸送ネットワークを構築している。in vitroの系を主として用いて,シロイヌナズナにおけるアクチンネットワーク構築機構の解明を目的として研究を進めた結果、それぞれのミオシンアイソフォームは異なるアクチンアイソフォームに対して、異なる触媒効率、運動速度を示した。このことは8種のアクチンアイソフォームはそれぞれのミオシンに関して異なる機能を有しており、それにより複雑なアクチン輸送ネットワークを構築している可能性を示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物細胞ではアクチン繊維と呼ばれる「レール」の上を、ミオシンと呼ばれる「列車」が「貨物」をひきつれて動くことにより物質輸送が行われている。輸送機構の詳細が解明できれば植物の増産に寄与できる。植物細胞内でのレールや列車の種類が多いことが知られているが、の理由はよくわかっていなかった。本研究により列車はそれぞれのレールを好むことにより様々な物質を輸送していることが示唆された。
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