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有袋類の機能形態学的多様性と適応進化

研究課題

研究課題/領域番号 17K07522
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生物多様性・分類
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

佐々木 基樹  帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (50332482)

研究分担者 遠藤 秀紀  東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30249908)
山田 一孝  麻布大学, 獣医学部, 教授 (80292093)
近藤 大輔  帯広畜産大学, 畜産学部, 助教 (90708364)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード有袋類 / カンガルー / CT / 骨格 / CT / 手骨格 / 前肢 / 後肢 / 四肢 / 画像解析
研究成果の概要

本研究では、有袋類であるアカカンガルーとオオカンガルーの骨格可動性を、CTを用いて非破壊的に解析した。頭部では、長い顆傍突起が影響して口を大きく開けることはできなかった。肩関節では、前方への伸展は皮膜によって制限されていたが、外転と内転は大きな可動性を有していた。また、前腕骨格の回旋運動は非常に顕著であった。手骨格では、屈曲時には尺側手根骨と尺骨の間に副手根骨が嵌まり込むことで手根近位部は固定されそれ以上屈曲することはなかった。また、伸展時の手根骨遠位列と手根骨近位列の可動性は抑制されていた。膝関節は、皮膜によって90度以上伸展することはなかった。また、足根関節では深い屈曲が出来なかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、カンガルーの骨格可動性を、CTを用いて非破壊的に調べたことによって、これまで明らかにされていなかったカンガルーの生体に近い関節の可動性を把握することができ、その結果カンガルーの機能形態学的特徴が明らかになった点において、本研究は重要な学術的意義をもっている。また、得られたカンガルーの骨格画像データが、機械ロボット工学などにおいてバイオミミクリーなどに応用されることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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