研究課題/領域番号 |
17K07541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
加藤 幹男 大阪府立大学, 高等教育推進機構, 教授 (30204499)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | DNAタクソノミー / DNAバーコード / 水生昆虫 / 分子系統 / 種判別マーカー / メタバーコーディング / 電子博物館 / DNA種判別 / 系統分類 / 河川環境 / 水生生物 / 種判別 / ヒストンH3 / チトクロムc酸化酵素サブユニット1 / リボソームRNA / 昆虫 / 分類学 / ゲノム / メタゲノム |
研究成果の概要 |
陸水域環境指標生物種のDNA タクソノミー情報基盤の確立を目的とし、実物標本の収集と種判別DNAマーカー 配列情報の蓄積を進めた。日本産水生昆虫類4目(カゲロウ、トンボ、カワゲラ、トビケラ)を主たる対象とするとともに、環境DNA解析やメタゲノム解析に出現する水生生物類を含めて解析を行った。 生物種ごとに、可能な限り複数の標本を得てそれぞれの遺伝子解析を行った。それぞれの標本を形態に基づき同定し、分類上の特徴をよく表す画像データを取得するとともに、標的遺伝子の部分配列の解析を進めている。得られた結果(画像データおよびDNA配列)は、採集情報と合わせてインターネット上のウェブサイトで公開している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これらの成果は、種判別が困難な標本をDNAタクソノミー情報に従って種判別したり、環境DNA解析やメタゲノム解析等によって得られる配列データを特定の生物種に比定したりするための重要な参照データを提供するものである。また、DNA配列間の比較により、隠蔽種が検出されたことや、未記載種のDNAタクソノミー情報を得たことは、分子進化系統解析のみならず、分子データに基づいた生物地理学的解析、生態学的解析に役立つものと期待されるほか、画像情報とDNAタクソノミー情報をインターネット通じて公開することによって、分類学教育にも貢献する。
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