研究課題/領域番号 |
17K07550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
鈴木 誠治 北海道大学, 農学研究院, 農学研究院研究員 (00467086)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 行動生態 / 親による子の保護 / 家族内コンフリクト / 生態学 |
研究成果の概要 |
親による子の保護とは「子供の生存率を高めると予測される親のあらゆる性質」を指す。特に近年、両親の子への給餌に関して、給餌を巡る雌雄および親子間の対立という観点からの研究が進展している。本研究は両親が幼虫に給餌するモンシデムシを材料とし、1)雌雄の関係がオスの給餌量に与える影響、2)幼虫の餌請いが親、特にオスの給餌量に与える影響、3)防衛の必要性がオスの給餌量に与える影響、を明らかにすることでオスの給餌量がどの家族関係に影響されるかを進化的に理解することを目的としている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの研究は脊椎動物、特に鳥類をモデル生物として行われてきたが、給餌を伴う子供の保護行動は,昆虫の一部にも知られている。モンシデムシは既に雌雄、親子間の関係についてある程度研究が進んでおり、雌雄間の給餌量調節、餌請い信号の存在などが明らかになっているが、いまだ個々の現象の報告にとどまっている。モンシデムシをはじめとした昆虫で給餌量を決めている要因を定量的に調べることで、昆虫の育児行動の進化に関わる要因を特定する道が開けるだけでなく、独立に進化した脊椎動物との比較も可能になる。
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