研究課題/領域番号 |
17K07555
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
北出 理 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (80302321)
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研究分担者 |
野田 悟子 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (80342830)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 共生微生物 / 群集構造 / 社会性昆虫 / 共生 / 群集 / 社会性 / 群集の融合 / 交雑 / シロアリ / 原生生物 / 共生微生物群集 / 共種分化 |
研究成果の概要 |
日本列島に分布するヤマトシロアリ属とその腸内の原生生物群集の組成調査を行い、トカラ列島を含む未調査地域で原生生物の種組成を解明した。またミトコンドリア遺伝子の配列から宿主の系統樹を推定した結果、トカラ列島では原生生物の種組成から、沖永良部島では遺伝子の配列から異種シロアリ間の原生生物の水平伝播が強く示唆された。 ヤマトシロアリとカンモンシロアリを実験的に交雑させ、原生生物群集の変化を形態と塩基配列から調査した。雑種コロニーで、初め原生生物の群集は混合組成になる。その後全コロニーで時間経過とともに種組成・個体数比はヤマトシロアリの群集に近づいた。特異的塩基配列の継承は有意に偏った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はシロアリの共生微生物群集を材料に、特に宿主交雑がもたらす群集融合の過程の解明を行った。極めて長期に隔離された自然群集を融合させる実験や、共生微生物群集を融合させる実験はこれまで行われておらず、本研究の融合実験の試みは生物群集と共生微生物を対処とする生態学研究において大きな意義がある。 また、島嶼の分離と融合を繰り返してきた日本列島のシロアリで、実際に共生微生物群集を調査し、交雑と原生生物の水平転移を確認するとともに、実験的研究との比較検討を行った点でも意義がある。
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